英会話教室、ちょっとまって!
「英語はこれからの時代、必要だよね。」
「子どもには英語を身につけさせてあげたい。」
そう思ったとき、ママの頭に浮かぶ選択肢は、だいたい以下の2つではないでしょうか。
- 英会話教室(2才ごろから検討し始める方が多いです)
- オンライン英会話(年齢が上がってくると選択肢に入ってきます)
でも──どちらも、ちょっと待ってください。
私自身、11年目の現役英会話講師ですから、教室やオンラインなど、第三者の講師の良さは誰よりも知っています。
ただ、その私だからこそ、はっきりお伝えしたいことがあります。
0〜6才の今、いちばん最初にやるべきことは、教室選びではありません。
その前に、どうしても知っておいてほしい『数字』があります。
注目すべきは、『英語に触れる時間』
正直に言います。
どんなに高額な英会話教室でも、どんなにすごいスーパーカリスマ講師でも──
たった1回40分・週1回の短い時間では、英語を喋れるようにさせるなんて、不可能です。
『2000時間』という現実
人間がひとつの言語を喋り始めるまでには、2000時間のインプットが必要だという研究があります。
仮に、1回1時間・週1回・年間40回の教室に通ったとすると…
1年間で、たったの40時間。
2000時間に到達するまで──50年です。
しかもこれは、あくまで『話し始める』まで。2才児レベルの英語力です。 ここから大人レベルに『話せる』状態になるまで、あと何十年かかるのでしょう…。
どう考えても、圧倒的に英語にふれる『量』が足りないのです。
では、おうち英語なら?
| 英語に触れる時間 | 1年間の合計 | |
|---|---|---|
| 英語教室 | 1回40分・週1回 | 約27時間 |
| おうち英語 | 毎日10分 | 約61時間(教室の2倍以上!) |
| おうち英語 | 毎日30分 | 約183時間(教室の約7倍!) |
| おうち英語 | 毎日60分 | 約365時間(教室の13倍以上!) |
1日たった10分でも、毎日の積み重ねは、週1回の教室を軽々と超えていきます。
さらに、毎日60分の「英語のある時間」をつくれたら、年間365時間。 教室だけなら50年かかる2000時間が、5〜6年で見えてくる。
0〜6才の6年間をどう過ごすかで、これだけの差がつくのです。
人は、覚えたことの70%を翌日には忘れる
しかも、人は覚えたことの70%以上を、翌日には忘れてしまうと言われています。
週1回のレッスンでは、せっかく覚えた歌もフレーズも、忘れた頃に次のレッスン…のくり返し。
毎日のおうち英語なら、忘れる前にまた触れられる。 週1回まとめて触れるより、毎日少しずつ触れるほうが、幼児期の言語習得には圧倒的に合っているのです。
伸びる子は、おうちでも英語に触れている
11年間、教室で子どもたちを見てきて、はっきり分かったことがあります。
同じレッスンを受けても、伸び方は子どもによって違います。 もちろん、その子の特性もあります。でも、それ以上に影響が大きいのは──
おうちでも、ママが英語に触れさせてくれているかどうか。
「教室に通わせているから大丈夫」と、すべてお任せのご家庭のお子さんは、やっぱり伸び悩みます。
一方で、ぐんぐん伸びる子のママがやっているのは、特別なことではありません。 英語が得意なママでもありません。
- YouTubeで英語の動画を流す
- 教室で習ったフレーズを、おうちでちょっと使ってみる
たったそれだけで、全然違うのです。
週1回の教室は「種まき」。芽を出させて育てる「毎日の水やり」は、おうちの環境。 これが、教室の先生である私が11年間見てきた現実です。
もうひとつの鍵は、『始める時期』
『量』とならんで、英語の伸びを左右するのが『始める時期』です。
伸びる子は、年少さんまでに始めている
年少さんよりも2歳児、2歳児よりも1歳児。 早く始めた子ほど素直に英語を吸収していく──これも、11年間教室で見てきて間違いのない事実です。
理由は、日本語の成長にあります。
年中さんを過ぎると、日本語が一気に伸びてきます。それ自体はとても喜ばしい成長なのですが、英語にとっては「日本語のフィルター」が完成してしまう時期でもあります。
この時期の子に「apple」と教えると、返ってくるのは── 「違うよ、リンゴだよ!」
日本語が固まる前の子は、appleをappleのまま、まるごと受け入れます。 だからこそ、英語との出会いは一日でも早いほうがスムーズなのです。
(年齢ごとの特徴は、こちらの記事でも詳しく解説しています → ○才のゴールデンエイジは見逃すな!!!)
幼児期は『ママの影響力』が最強
0〜6才の子どもにとって、世界の中心はママです。
- ママが楽しそうに歌えば、一緒に歌いたがる
- ママが読む絵本なら、何度でも聞きたがる
- ママの声かけひとつで、遊びが英語の時間に変わる
この時期の子どもは、「ママが好きなもの」を好きになります。 だから、おうちに英語がある環境をつくるだけで、子どもは自然に英語を吸収していくのです。
この魔法には、期限があります
小学生になると、子どもは少しずつ親から離れていきます。 「ママと一緒に」が通用しなくなり、お友達や先生の影響力のほうが大きくなっていく。
つまり──
- 0〜6才:ママの影響力が最強の時期 → おうち英語がいちばん効く
- 小学生以降:親から自立していく時期 → 教室やオンラインにお金をかけるべき時期
順番が、あるのです。
年中さんごろから、ママも子どもも忙しくなる
もうひとつ、現実的なお話をします。
年中・年長になると、他の習い事が始まったり、下の子が生まれたり。 ママも子どもも、少しずつ忙しくなっていきます。
そうなると、どんなに気持ちがあっても、あれほど大事だとお伝えした『量』が確保できなくなるのです。
『量』と『始める時期』は、つながっています。
ママといっしょにいる時間がたっぷりある、0才〜年少さん。 ここが、おうち英語を始めるのに、最もおすすめの時期です。
結論:おうち英語はいつから始める?
答えは、0才から。そして、思い立った今日からです。
0才の耳は、英語を吸収する黄金期
0才の赤ちゃんは、世界中の言語の音を聞き分けられる耳を持って生まれてきます。この「英語の音をそのまま吸収できる耳」は、年齢とともに日本語の音に最適化されていきます。だから、耳へのインプットは早ければ早いほど有利。
「もう3才だから遅い?」
──いいえ、大丈夫
6才までは、ママの影響力とおうち環境が効く黄金期です。0〜6才のあいだなら、気づいた今がベストのスタートです。
始め方も、かんたん。 朝の支度中に英語の歌を流す。今日それだけで、おうち英語はスタートしています◎
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教室・オンラインは「ダメ」ではなく、
『足し算』するもの
誤解しないでいただきたいのですが、教室やオンライン英会話を否定しているわけでは、まったくありません。
教室にしかない価値
- 先生やお友達と、生の英語でやりとりする経験
- おうちでは出せない「場の力」と刺激
- プロによる発音・レッスン設計
これらは教室にしかない価値で、おうち英語との相乗効果は抜群です。
大事なのは、足す順番
お伝えしたい順番は、こうです。
① まず、おうちに「英語のある日常」をつくる(土台)
② その上に、教室やオンラインをプラスする(加速)
土台のないまま週1回の教室だけに任せると、「教室に行ったときだけ英語」になってしまい、せっかくの月謝が27時間分の効果で止まってしまいます。
逆に、おうちに土台があれば、教室で覚えた歌もフレーズも、毎日のおうち時間で何度も再生され、しっかり定着していきます◎
「英語が苦手な親でも、
おうち英語ってできるの?」
できます。ただ、英語が苦手なママがつまずきやすいポイントは、だいたい決まっています。
先生として、よく聞かれる3つの不安にお答えしますね。
発音が悪い親が英語で話しかけて、子どもの発音に悪影響はないの?
いちばんよく聞かれる質問です。答えは、心配いりません。
理由はシンプルで、お子さんの発音のお手本は、ママの声だけではないからです。
おうち英語では、英語の歌・動画・絵本の音声など、ネイティブの音源をたっぷり聞かせます。子どもは、その大量のネイティブ音源から正しい音を吸収していきます。ママの声かけは、インプット全体のほんの一部にすぎません。
そして、ママの声かけの役割は「発音のお手本」ではありません。 「英語って楽しい」「英語はママとの時間」と感じさせること。
0〜6才の子どもは、大好きなママが使う言葉だから、英語に心を開くのです。 発音の正確さは音源に任せて、ママは楽しさを担当すればOKです◎
高額教材のセットを購入したものの、使いこなせずにタンスに眠っている
これも、本当によくあるお悩みです。
でも、教材が悪いわけでも、ママの意志が弱いわけでもありません。 足りなかったのは、「いつ・どこで・どう使うか」という置き場所の設計だけです。
どんなに良い教材も、「時間があるときにやろう」では動きません。 「朝ごはんのあいだはこのCD」「お風呂上がりにこのカード1枚」のように、毎日のルーティーンの中に固定席を作ってあげると、眠っていた教材は生き返ります。
新しい教材を買い足す前に、まず今ある教材の「固定席」を決める。これだけで変わりますよ◎
なんて声かければいいの?とっさに英語が出てこない
英語で話しかけたい気持ちはあるのに、いざとなると出てこない…。これも英語が苦手なママ共通の悩みです。
でも、思い出してください。0〜6才の毎日は、くり返しでできています。 おむつ替え、ごはん、お風呂、寝かしつけ──毎日同じ場面が、毎日やってきます。
つまり、必要なのは英語力ではなく、場面ごとの「決まり文句」をひとつずつ覚えることだけ。
「Let’s go!(行くよ〜)」「It’s yummy!(おいしいね)」のような2〜3語のフレーズで十分です。 今日はこのひとこと、来週はもうひとこと。それで確実に増えていきます◎
まとめ:0〜6才の今は、『環境づくり』が先
英語は、『量』と『始める時期』で決まります。
- 言語を話し始めるには2000時間のインプットが必要。教室だけでは50年かかる
- 週1回の教室 = 年間わずか約27時間。しかも翌日には70%忘れる
- おうち英語1日10分 = 年間約61時間、30分なら約183時間
- 伸びる子の共通点は「おうちでも英語に触れている」×「年少さんまでに始めている」(講師歴11年の実感)
- 日本語が固まる前ほど、英語をまるごと吸収できる。始めるなら一日でも早く
- 幼児期はママの影響力が最強。この時期にしか効かない
- 教室・オンラインは、おうち英語の土台の上に足し算するのがベスト
- 本格的にお金をかけるのは、親から離れていく小学生以降でも遅くない
「英語=教室に通わせるもの」という思い込みを、今日ここで手放してみませんか?
合言葉は、「完璧より、続けられること」。 0〜6才の今しかできない、おうちに英語を根づかせる環境づくりから始めましょう。
おうち英語コーチング
とはいえ──「おうち英語の始め方」って、分からないですよね?
結局、具体的に何をすればいいかわからない
ここまで読んで、「おうち英語が先」という理由は伝わったと思います。 でも同時に、こう思いませんでしたか?
「で、結局うちの場合は、具体的に何をすればいいの?」
お子さんの年齢、ママの生活リズム、今おうちにある教材。 ご家庭によって、ベストなやり方はまったく違います。
そして、すでに始めている方からは、こんな声もよく聞きます。
- 気合いを入れて始めたのに、気づけば英語の時間がなくなっている…
- 高額な英語教材を買ったのに、タンスの奥で眠っている…
続かないのは、ママの意志が弱いからではありません。 ご家庭に合った『続く仕組み』が、まだ無いだけです。
そんな方のために、あなたのご家庭専用の英語環境を設計し、習慣になるまで伴走する『おうち英語コーチング』をご用意しています。
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